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ともやす愛の軌跡を辿る魅惑萌えツアー(笑)旅の記録三日目

楽しかった旅もあっという間に最終日です。
二日続けての寝不足でも元気なハイテンションでラストスパートを掛ける(意味不明)三日目のコースはこちら!↓

10/11(三日目)身も心も(妄想しつつ)遙かな世界を体感♪

河原院(渉成園)→風俗博物館→神泉苑→朱雀門址

18:00辺りには京都駅へ戻らなければならないので、最終日のコースは短め。
まずは、友雅氏のお気に入りの場所のひとつ、河原院へとのんびり歩いて向かいます。
やっすんの幸せのため(全てはそこに収斂/笑)、
受付にて奮発して寄付をしてみました(…と言っても、数百円程度ですが/笑)。
午前中早い時間であったためか、或いはいつもなのか(苦笑)、こちらも随心院と同様、
観光客が少なく、静かでゆったり出来るところでした♪
この静かでゆったり出来るところってのが、友雅氏の好みのポイントなんでしょうね(寿様談)。
…とまあ、庭園自体は静かだったのですが、そこに住まう動物はやたら元気でした(笑)。
池に近付くと、人の気配を察した鯉が水面を波打たせながら、大量に岸辺に寄ってきます。
口をぱくぱくさせながら、鯉が「くれ〜、くれ〜」と餌を要求する様は、微笑ましいを通り越してちょっと不気味かも(苦笑)。
かと思えば、池の向こう側で鴨(?)の群れが羽で派手に水面を叩きながら、低空飛行しております。
…いやあ、元気だ(笑)。
でも、やっすんは動物好きそうなので、意外に多くの生き物の姿を目にできて、喜ぶかもしれません。
岸辺にしゃがみこみ、餌をやりながら、無邪気に鯉とお話しするやっすんを想像すると、可愛くて仕方ありません♪
池に面した建物の前辺りに、芝を敷き詰めた広めのスペースがあるので、
やっすんが池の鯉に夢中になっている間に、友雅氏は供の者に命じて、素早くそこに緋毛氈を敷き、
お酒ややっすんの好きそうな菓子を準備するのですよ。
そして、
「泰明、今度は私と共にゆっくり庭を眺めないかい?
君の好きな菓子も用意させたんだ。さあ、こちらへおいで」
と、後ろからやっすんの肩を優しく抱き、緋毛氈の上へといざなうのです!
…そ〜んな妄想を寿様と語り合いました。
しかし、我々の妄想の中の友雅氏は、結構健気かもしれないですね、やっすんの興味を引こうと一生懸命で(更に笑)。
「全ては、姫君の心をいつでも独占していたい私の我儘なのだよ」by乙女チック少将(す、すみません…/耐笑)
人がまばらだと妄想話に花を咲かせ易く、この河原院では他にも様々な妄想が生まれました(笑)。
東本願寺関連の庭園だというのに、寺社にはあるまじき不埒な妄想のオンパレード!!(大笑)
ここで全てを語ることは省きますが(既に覚えていないものも幾つか…なんてオシイ/苦笑)、
例えば、池に掛かる屋根付きの橋のような、或いは対の屋に繋がっていない渡殿のような
回棹廊(かいとうろう)などでは、ここで月見をするシチュエーションも良いですよね!と盛り上がったり。
以下、妄想会話。

友「ごらん、泰明。今宵の月は美しいよ。水面にもその影が映って…」
泰「本当だ、美しいな…」
友「空の月と水面の月…三つを並べて眺めることが出来るなんて、何とも贅沢な月見だね」
泰「三つ?空と池の月は分かるが、後ひとつとは一体…?(友雅に目を向けて首を傾げる)
 どうしたのだ友雅?お前は先ほどから、私のほうばかりを見ている。それでは月見にならぬだろう」
友「そんなことはないよ。だって、もうひとつの月は君のことだからね、泰明」
泰「私??」
友「そう。今宵はこの三つの月を並べて愛でるつもりだったけれど、
 やはり、私の傍らにある月の美しさの前では、他の二つが霞んでしまうようだ。
 どうやら、私は君という月を愛でるだけで充分みたいだよ(にっこり笑って手を伸ばす)」
泰「何を言って…あッ…(不自然に途切れる言葉/笑)」
この後は当然………でしょう!(伏せるな) しかし、この妄想会話書きながら、噴いてしまいましたよ〜、友雅氏のキザ台詞もいざ纏めようとすると、苦労するね… わたくし、まだまだ修行が足りません(笑)。 やっすんはおそらく、友雅氏の繰り出す口説き文句の一割ほどしか 理解できていないことでしょう(まあ、そこが可愛いところ♪/笑)。 そんな理解の有無はお構いなしに手が出る少将は、堪え性のない大人ですな、全く!!(貶め過ぎです/苦笑) そして、河原院での妄想の集大成(?)……ギャグです(何故)。 妄想尽きることなく、今度は風俗博物館へと。 こちらでは、「源氏物語」内の六條院行幸の場面を中心として、 「更級日記」や「堤中納言物語」などの文学作品の名場面を再現したミニチュアを拝見いたしました。 寝殿造りの建物の様子、家具調度品、楽器、登場人物の衣裳などは襲ね色目に至るまで細部にわたり、 再現されていて見応えがありました! 私、これを見て、やっと壁代と几帳の違いを視覚的に理解できました(笑)。 それとは別に、当時の宴に出される膳も展示されていまして、当時の人々は、生の栗を食していたということにびっくりです。 宴に出される膳は、位によって、品数や量に差があるようで…でも、品数の方は、 位が上がるにつれて一種類か二種類増えるくらいでそれほど大きな差はないんですが、着目すべきは量です! 位が上がるにつれて、次第に山をなしていくご飯とおかずたち… 帝の膳になると、なんじゃこりゃ!と思わずにはいられないほどの山盛り状態です(汗)。 だめだよ!これ全部食べたら太っちゃう!!(笑) そして、この風俗博物館、当時のお衣裳を試着できるコーナーがありまして…挑戦(?)してみました(笑)。 服を着た上から、袿や直衣、狩衣を一枚羽織って着付けるだけなのですが、寿様が以前いらっしゃったときに、 着付けるのを手伝ってくださった博物館のおば様が不在のため、四苦八苦。 どうも修学旅行生も見学に来ていたらしく、お忙しかったようです。 それでも、寿様に手伝ってもらい、何とか着てみました。 んで、実際の狩衣はかなり両脇が開くものだということが分かりました。 裸に狩衣は、チラリズムどころか、殆ど裸に近い状態だということですよ!(何故そういう流れに) ホント、これは胸からお腹まですっかり丸見えになります(笑)。 お互い変身した後は、着付け場所近くに座している青年貴族(人形)と遊んでみたり、 実物大の家具調度の他にもしっかりと置いてある御帳台に潜り込んで遊んだり、それらを写真で録ってみたり(笑)。 お師匠は、姫兄弟ふたりのために、それぞれお部屋に御帳台を設置してるに違いないということで、 御帳台の中では、「そこ、泰明を押し倒してるみたいに袖を上げてください」(笑) などとシチュエーションを作りつつ、遊んだりました。 その後、博物館のおば様がやってきて、きちんと狩衣や袿の着付けをやってくださいましたが、 修学旅行生が次々に集まってきたので、これ以上思い切った妄想遊びはできず、退散いたしました(苦笑)。 お昼を食べた後は、あまり遠出は出来ないけれど、時間があるので近場でどこかへ行きましょう、 ということになって、遙か始まりと終わりの場所、神泉苑へ行きました。 当時に比べて大分こじんまりとしてしまった神泉苑ですが、雰囲気はいい感じ。 ここで、頼久とやっすんが「あんたら八葉になる以前からの顔見知りなのか?」と、 邪推したくなる会話をしたのね♪(番外妄想) そして、池の深さは確実に膝丈以上と見ました(笑)。 はるはちアニメのような、膝丈どころか、足首にも満たない浅瀬は、何処を見回しても、見付かりませんでしたよ、やっぱり。 しかし、当時の広大な神泉苑を見てみたかったなあと、過去に思いを馳せつつ… そうしたら、N○K大河の影響でしょうか、「義経と静御前出会いの地」との宣伝(?)文句が書かれているのを発見しました。 それにちなんで(?)、ここでお参りすると、良縁に恵まれるって… しかし、義経と静御前は、結局別れ別れになってしまったのだから、「ちなんで」ってことはないと思いますが(突っ込み)。 あと、ここでソフトクリームを買って、神泉苑を眺めてお喋りしながら、食べました。 美味しかったです♪ でも、とろとろ食ってるうちに、アイスが服、及び地面にぼた落ち(汗)。 寿様にご迷惑をお掛けしてしまいました(平謝)。 まだ、もう少し行けるぞ、ということで、ラストは朱雀門址を確認しに出向きました。 どこかのお宅の門脇にある石碑の前にて、やっすんはここから大内裏に出仕することもあったのかしら〜♪ …と思いを馳せてみたりしました(陰陽寮の配置からして、東側の待賢門から出入りするかもしれないですが/苦笑)。 これにて、三日間のツアー行程は全て終了いたしました! その後も、駅構内のハンバーガー屋さんで、時間まで休憩しつつ、 名残を惜しみながら、サイトのことなどを寿様とお話しました。 隣の席が近かったので、あまり弾けた会話が出来なかったのが、惜しいところ(もう充分だろうが/苦笑)。 そうして、ラストに広大な駅内で行く方向を間違えるというポカをやらかしながら(汗)、寿様とお別れしました。 三日間、本当に楽しかったです♪ その間、心強いナビでわたくしめを導いてくださった寿様には、ここで改めて御礼申し上げます(平伏)。 そして、小話付きの旅の記録もこれにて終了となります。 妄想と現実が入り混じる、ある意味読みにくい(苦笑)この旅の記録に最後まで付き合ってくださった皆様にも、 感謝の言葉を捧げさせていただきたく… 有難う御座いました!!