京都魅惑のイベント参加及び旅の妄想レポ♪(笑)  #三日目

 

大小の騒動を巻き起こし、或いは巻き起こされつつの(笑)、姫と愉快な仲間たちの珍道中…いや、違った、賑やかで愉しい旅もついに最終日です。

朝、早めに起きた一行は、ホテルのチェックアウトの前に、少しだけ外出をします。

彼らが散歩がてら向かった先はこちら!

 

    ★教王護国寺(東寺)

 

この日はちょうど21日。

東寺では早朝から弘法市が開かれておりました。

 

 詩:うわあ、人がたくさんいるね!

 天:朝っぱらから、たいそうな繁盛ぶりだな。

 鷹:色々な品物が並んでいますね。

 詩:あっ、この着物なんか、泰明さんに似合いそう!

 泰:これは女物ではないのか?

 詩:ちょっと当ててみて。(←聞いちゃいねえ)…う〜ん、やっぱり丈が短いかな?

 天:横幅は大丈夫みたいだけどな(苦笑)。

 詩:せっかく似合う柄なのに。惜しいなあ…(溜め息)

 友:残念がる必要はないよ。後で、呉服屋に出向いて、この柄の反物で着物を仕立てさせればいい。

どうせなら、二枚ほど仕立てようか?泰明♪(手を取る)

 泰:私は着物が欲しいなどとは一言も言っておらぬが?

 イ:おっ、あっちの方では食いもんの屋台が出てるみたいだな!

 泰:…!たこ焼きは売っているか?(きらきら)

 イ:う〜ん、ここからじゃ良く分かんねえ。行ってみっか、泰明?

 泰:(こくん)行く。

 イ:よ〜し、行こうぜ!!

 詩:あっ、僕も行くよ!

 友:(置いてけぼり)…やれやれ、我らが姫君も、色気より食い気か(苦笑)。

 鷹:しかし、嬉しそうに瞳を輝かせるお姿は、可愛らしいではありませんか。

 友:まあね。否定はしないよ(笑)。

 頼:……(暫し微笑ましげに遠ざかる泰明を見送る)?!!(周囲を見回す)永泉様がいらっしゃいません!!

 天:何?!(同じく周囲を見回しながら)まさか、この人混みで迷子になったのか?

 鷹:急いでお探ししなくては!(慌)

 友:待ちたまえ。どうやら、探す必要はないようだよ。ほら、泰明たちがいる向こうを御覧。

 泰:(その向こうで)…永泉、このようなところで何をしているのだ?

 永:す、すみません、あまりの人の多さに迷ってしまいまして…いつの間にか人混みに巻き込まれて、気が付いたらここに…

 詩:永泉さん、迷子になってたんですか!

 イ:ぜんっぜん、気が付かなかったぜ…

 永:そ、そうですか…(軽くショック)

 詩:ご、ごめんね、永泉さん…(汗)

 永:いえ、いいのです。皆様にあまりご心配をお掛けせずに済んだということなのですから…(と言いつつ凹み気味)

 泰:(淡々と)こうして、無事合流できたのだ、問題ない。

 永:泰明殿……ええ、そうですね。有難う御座います、泰明殿。

 泰:?私は事実を言ったまでだが。

 永:はい(微笑)。ああそうです、泰明殿、こちらを。

 泰:何だ、これは?

 友:(泰明の傍にやってきて)おや、髪飾りだね。

 詩:わあ、綺麗だなあ!

 イ:細工も結構細かいな。

 永:先ほど迷っているときに、露店で見付けたのです。泰明殿の艶やかな御髪に映えると思いまして、購入いたしました。宜しければ、お受け取り下さい。

 泰:良いのか?

 永:ええ。泰明殿の為に買ったものですから。少し宜しいですか?

ここにこうして…(泰明の髪に飾りを付けてやる)ああ、思ったとおり、良くお似合いになる(微笑)。

 泰:そうか?有難う、永泉(ほんのり笑顔)。

 永:…いいえ(照)。

 永、泰以外の一同:(抜け駆けだ…!!)

 友:(内心の悔しさを押し隠しつつ)本当に良く似合っているよ。素晴らしい買い物をなさいましたね、永泉様。

 永:ええ。これも市で迷ったお蔭なのでしょう。怪我の功名ですね(にこり)。

 天:…ああ、ホントにな!(悔しげ)

 

永泉の抜け駆けに内心舌打ちの六葉。

ですが、髪飾りが本当に良く姫に似合っていたので、あまり文句も言えず(苦笑)。

それから、姫ご所望のたこ焼きを買い、食しながら、一行はホテルに戻り、チェックアウトして改めて出発します。

 

    ★京都御所

 

駅のコインロッカーに荷物を預け、次に一行が向かったのは京都御所。

事前に申し込んでいた標準参観コースで、御所内を巡ります。

 

 イ:しっかし、今日は陽射しがキツイなあ!!

 頼:曇りがちで肌寒くすらあった昨日までとは随分な違いだな。

 永:今日だけで日焼けをしてしまいそうです…(汗)

 友:泰明、もう少しこちらにおいで。

 泰:何だ、友雅?あっ…

 友:君を陽射しから守ってあげるよ。ほら、こうやって私の腕の中にいれば、陽射しを避けられるだろう?

 天:オイコラ、友雅!!性懲りもなく、また、お前は!!(怒)

 鷹:(眉を顰め)友雅殿、今は参観中ですよ。人目もあるのですから、戯れはお控えくださいますよう。

 友:おや、それでは君たちは、泰明の白い肌が陽に灼かれても、構わないと言うのかい?

 天:話をすり替えるな!!

 泰:友雅、このくらいの陽射し、私にはどうということはない。気遣いは無用だ(するりと友雅の腕の中から抜け出す)。

 友:つれないねえ…(苦笑)

 詩:泰明さん、こっちこっち!ここ、日陰になってるから。

 泰:うむ。永泉、辛いのならば、お前も行こう(すたすた)。

 永:あっ、はい!助かります…(泰明の後を追い掛ける)

 

この日はホントに、陽射しがキツかったです(汗)。

日焼け止めはちゃんと持ってきていたのですが、前日前々日とも涼しかったので、この日は駅のコインロッカーに預けた荷物の中に入れたまま…

しまった!!という感じでした(苦笑)。

ええ、焼けましたよ、ばっちりと赤くね!!(笑)

ま、あまり日焼けしても色が残らない体質なので、二、三日で元に戻ったのは幸い。

でも、もっと長く外にいたら危なかったかも…(汗)

 

 イ:(小声)なあなあ、今日のガイドの人さ、なんか、「まろ」に似てねえ?(笑)

 天:ぷっ(吹き出す)、確かに何となくだが、雰囲気が似てるかもな。

 イ:だろだろ?ぷぷっ(笑)

 詩:…ふたりとも、笑ったら失礼だよ…

 天:そう言ってるお前も、口元が笑いそうになってるぞ、詩紋。

 

実際は「まろ」とまではいきませんでしたが、独特な語り口のガイドさんでした(笑)。

平安貴族(あくまでもイメージ)のようなおっとり口調で、その口調のまま、冗談を言うのがなんともアンバランス(笑)。

 

   (承明門)

 

この門の入口から、紫宸殿を見ます。

 

 イ:なあんだ、こっから御殿を遠目に眺めるだけかよ。つまんねえの。

 鷹:儀式の際に、決まった者のみが立ち入りを許されるのでしょう。南庭の白砂にも丁寧に紋様が刻まれているようですしね。

 永:京の内裏と雰囲気は良く似ておりますね。

 友:ええ。こちらの方が、小振りではあるようですが。

 詩:へえ、そうなんですか?鷹通さん。

 鷹:…ええ、そうだと思います…(汗)

 天:何だ?お前にしては歯切れ悪い応えだな。

 鷹:先ほどの説明にもありましたとおり、こちらの門を使用できるのは、京でも五位以上の殿上人だけなのです。

私は六位でしたから、この門から紫宸殿を眺める経験があまりないのです(苦笑)。

 詩、天:…!(こんなところで、身分差による経験の違いが…/汗)

 詩:そ、そうですか…(気まずげ)

 泰:建物が大きかろうが小さかろうが、内裏の果たす役目は変わらぬ。問題ない。

 天:そう!そうだよな!!(珍しく、ナイスフォローだ、泰明…/ほっ)

 友:何処であろうと、物事の本質は変わらない、ということだね。

何処にいようと、泰明が貴く麗しい姫君であることに変わりはないのと同じようにね♪

 鷹:友雅殿の喩えは適当ではない気もしますが…確かに、形式よりも重要なのは中身ですね(笑顔)。

 

この承明門からの眺め、劇場版『舞一夜』オープニングで白虎組が佇んでいた場所とそっくり…というか、

確実にここを参考にして描いてると思われるのですが、友雅氏はともかく、鷹通は身分上、あそこを通っちゃいけないのですね、ホントは(苦笑)。

…と、突っ込みだしたらキリがないですけど(笑)。

門から中を眺めるだけ、というのは正直物足りなかったですねえ…

南庭を、ダッダッダッと駆けていって(笑)、紫宸殿を間近に見たかったです。

 

   (清涼殿)

 

帝の日常の住まいですな。

ここは結構近くで建物を見ることができました♪

 

 天:(ガイドの説明を聞きつつ)…へえ、ここの蔀戸って、木製じゃなくて金属製なんだな。

 鷹:幾度か焼失を繰り返したので、その対策として、一部建築素材を変えたのでしょう。

 詩:でも、それじゃ、「京」の藤姫のお邸で女房さんたちがやってたみたいに、ひとりで持ち上げるなんてできないね。

 イ:今、ガイドが数人がかりで持ち上げるって言ってたぞ。

 永:とても大変そうです……(汗)

 泰:そうなのか?

 詩:えっ、「そうなのか」って…どういう意味ですか?泰明さん…(汗)

 泰:先ほど、ガイドの者が言った重さなら、軽々とはいかないが、ひとりでも持ち上げることができる。問題ない(きっぱり)。

 頼:そうですか。さすがは泰明殿!(←動じてない)

 泰、頼以外の六葉:………(汗)

 友:……何とも頼もしいね。ただ守られるだけの姫君ではないところに、君の貴さを一層感じるよ(←どうにかフォロー?)。

 

姫は見掛けによらず、とっても力持ち(笑)。

そんな姫に釣り合うよう、もっと己を鍛えなければと一様に思う七葉なのでありました…

蔀戸の重さ、説明を聴いたはずだったのですが、具体的な数字は忘れてしまいました(苦笑)。

今、ちょっと調べてみたら、120s(!!)とか…ホントに?(汗)

それじゃあ、鍛えるにも限度があるぞ……(苦笑)

 

実は京都御所に行ってみたいとぬかしたのは、私、葉柳なのですが(汗)、自由な参観ができず、

参観できるところも少ないのが、正直ちょっと物足りなかったです(苦笑)。

そして、あまりの陽射しのキツさに気もそぞろ(汗)。

しかし、まあ、何事も経験ってね!

だいたいの雰囲気を掴めただけでも良しとしましょうかね(笑)。

 

そんなこんなで、参観を終えた一行。

しかし、列車の時間にはまだ、余裕があります。

そこで、永泉の提案により、一行は仁和寺へと向かうのです。

 

    ★仁和寺

 

仁和寺二王門に程近い定食屋で、昼食を摂ってから(きのこ丼が美味しかったです♪)、一行は永泉の案内で、仁和寺御殿を参観。

この日は、御室流華道の展覧会らしきものが開催されていて、屋内だけではなく、屋外にも作品が展示されておりました。

 

 鷹:屋外に展示してあるのは、大きな作品ばかりのようですね。

 友:こうして見ると、大きな作品は、前衛的なものが多い印象だね。

 天:庭にある左近の桜と右近の橘が、霞んで見えるぜ(苦笑)。

 イ:良く分かんねぇものが多いなあ…

 詩:あっ、でもあれなんかは、何となく分からないかな?

 永:花を鳥に見立てているのですね。そして、その脇から下へ伸びている銀色の湾曲した棒のようなものは滝…でしょうか?

 頼:なるほど。言われて見ると確かに。

 泰:面白いな…

 

強い陽射しは緩む気配もなく、外を歩いている時はかなり辛かったのですが(汗)、

御殿の中は日蔭というだけではなく、風通しも良くて、心地良かったです。

これで、もう少し参観客が少なければ、もっと心地良かった&もっと妄想話に花を咲かせることも出来たのに!(笑)

 

 泰:あっ、季史。

 七葉:えっっ!(思わず身構える)

 泰:この絵だ。昨日季史が舞ったときと似た衣裳を着た人間が描かれている。

 天:なんだ、絵のことか…(安堵)

 頼:しかし、この絵…随分と劣化しているな…

 詩:うん…上の方なんか、殆ど絵の具が剥がれ落ちてるよ。

 鷹:この絵には、あまり、文化財的な価値がないのかもしれませんね。

こうして、簀子に面した板壁にして、仕切りも何もなく、誰でも触れるようにしているのですから。

 友:私たち以外の誰も、この絵に関心を持っていない様子だしね。

しかし、例え価値のないものでも、こうしてあからさまに放置されていることに気付いてしまうと、無粋に感じるね。

 永:心が痛みます…

 泰:いずれ、修復されれば良いのだが…(ちょっと眉を顰める)

 

あの絵は今後修復予定なのか、それとも、あのまま放置なのでしょうか。

何となく後者の可能性が高いフンイキですが(苦笑)。

仏像や寺院の装飾みたいに、当時の彩色が落ちても、手を入れないという方針なのかなあ…

どうなんですかね?実際のところは。

…参観するポイントを間違ってますか?(汗)

でも、気になってしまったのです、季史がいたから!(違う)

 

人が多くて、あまり妄想話ができなかったと↑には書いたのですが、もちろん隙を見ては、桜子さんと小さな妄想花を咲かせておりました(笑)。

北庭を望む渡廊の辺りはなかなか風情ある眺めで、永泉はきっとここに座って、やっすんを想いながら、笛を奏でたりしていたんでしょう♪

時には、欄干に頭を叩き付けて、反省しつつ凹んだりもしていたりして(笑)。

…というほのぼのな(?)妄想からやや際どい妄想まで。

際どいのは、だいたいこんなの。↓

 

 天:そう言えば、昨日の大覚寺で展示されてた牛車といい、御帳台といい、かなり中が狭いよな。

京にいたときも、あんまり使ったことが無かったから分からなかったが、褥もかなり小さかったしな。ちょっと窮屈だよなあ…(汗)

 友:確かに、窮屈な面もあるけれどね。狭いからこそ、愉しめる面があるのだよ。

牛車が狭ければ、手を少し伸ばすだけで、愛しい姫君を抱き寄せることが出来る。

褥が小さければ…ふふ、私自身が褥となって、姫君の華奢な身体を包み込んであげよう…

しなやかな手足と、絹糸の如く細く艶やかな髪、そして、練絹のように柔らかく、滑らかな肌は、触れればさぞ心地良いだろうねえ…♪

 天:…(想像して真っ赤)黙れ、セクハラ野郎!!

 友:おやおや、若い(=青い)ねぇ…(微笑)

 泰:ふたりとも、どうしたのだ?(きょとん)

 

実際話したのは、「褥代わりに…」辺りまで。

…すみません、神聖な寺社でまたもや、こんな話をして(汗)。

でも、友雅氏なら大喜びでやると思います、やっすんの肉布団(笑)。

…いや、姫に想いを寄せる男共は全員やりたがると思いますがね!!

友雅氏の場合は、手やら何やらが出てくる安眠できない肉布団。

可愛くて綺麗なやっすんの身体を弄ぶデンジャラスな肉布団(繰り返すな!)。

…本当にすみません(苦)。

この後、一応仁和寺の境内の方も見て回りまして、

舞一夜ゲームの花見場面のアングルは大体この辺り?とか、まともな(?)妄想もしましたよ?(笑)

 

時間は瞬く間に過ぎ、この地を離れる時間が近づいて参りました。

一行は京都駅へと戻り、列車の時間まで喫茶店で一休み。

やっすんとイノリ、詩紋はストロベリーパフェ、他の面々は珈琲や紅茶を口にしつつ、最後まで賑やかに語り合い…

 

…こうして、姫と愉快な仲間たちの旅は終わりを告げるのでした♪

妄想過多の旅レポもこれにて終了。

私自身もとっても愉しかったです♪

前回の旅のときと同様、三日間、ドーパミン大量放出で睡眠時間が短くても元気!(それは良いのか、悪いのか…/笑)

 

改めまして、三日間ご一緒して下さいました桜子さん。

そして、イベント日に、ご一緒してくださいました壱子さん。

遊んでくださって(?)有難うございました!!(平伏)

 


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