京都魅惑のイベント参加及び旅の妄想レポ♪(笑) #一日目
去る5/19〜5/21に掛けて、『Cosmic circus』の寿桜子様に有難くもお誘い頂き、 井筒企画室主催の「紫の縁〜源氏物語の世界〜」イベントに参加するべく、京都に行って参りました♪ 前回同様、大分遅くなってしまいましたが(汗)、そのときのことを一生懸命思い出しつつ(笑)、レポをお届けしようと思います。
さて、今回のレポですが、前回と趣向を変え、↑のイベント参加及び旅行を、 姫(やっすん)を中心とした八葉?の面々が経験したという「もしも」シチュエーションでお届けしたいと思う次第。 八葉の後に「?」が付いているのは、全てのトピックスに八葉が全員登場するか分からない&八葉以外のキャラの登場もありえるからであります(笑)。 補足及びナレーション(突込みとも言う)は、僭越ながら私、葉柳が務めさせていただきます(礼)。 そんな訳で、今回のレポは、私自身の旅行での経験を元にしてはおりますが、ほぼ妄想で成り立っております、ご注意下さい!(笑) また、今回も、やや、ともやす寄りかもです。 かと言って、友雅氏が優遇されてる訳でもないので(笑)、その点も予めご了承くださいませ!
さて、イベント前日である旅行一日目、姫と愉快な仲間たち(笑)の様子を、早速追ってみましょう!! 一行がまず向かったのは、こちらで御座います♪
★宇治市源氏物語ミュージアム
イノリ(以下イ):うへえ、参った参った! 詩紋(以下詩):雨が降ったり止んだりで、今日は何だか変なお天気だね。今も天気雨だったし。 天真(以下天):誰かさんの日頃の悪行が祟ってるんじゃねえ? 友雅(以下友):泰明、少し濡れたのではないかな?寒くはないかい?寒ければ私の上着を貸すから羽織ると良いよ。 泰明(以下泰):寒くはない。大丈夫だ。 天:…っておい、人の話を聴けよ!! 友:おや、悪行とは君自身のことを言っているのかと思ったよ。 天:馬鹿言うな!俺はおまえに比べれば、ずっと善行を積んでる! イ:あはは、天真に「善行」なんて言葉は似合わなねぇな!! 天:何だと!! イ:何だよ、ホントのことじゃん!! 永泉(以下永):お、おふたりとも、エントランスとはいえ、ここは博物館なのですから、お静かに… 泰:全くだ、喧しい。 天、イ:…… 友:君たちはいつも元気で羨ましいねえ…(にっこり) 天:…と言いつつ、騒ぎの原因が、さり気なく泰明の肩抱いてんじゃねえ!!離れろ!!(怒) 詩:て、天真先輩、落ち着いて…!受付の人が笑ってるよ…(汗) 泰:このような大勢で、何時まで、入口に屯しているつもりだ。行くぞ。友雅、早くこの邪魔な手を離せ。 友:つれないねえ…(苦笑) 鷹通(以下鷹):とにかく、殆どが折り畳み傘を持っていたお蔭で、あまり濡れずに済みましたね。さあ、参りましょう。 泰:…っくしゅん!! 頼久(以下頼):泰明殿、やはりお寒いのですか?どうぞ、この上着をお使い下さい。(ふわり) 泰:有難う、頼久…(照) 頼、泰以外の一同:(先を越された…!)
不言実行頼久に思わぬ先手を打たれた一行。 表沙汰にならなくとも、姫を巡るバトルは常時展開中(笑)。 道中も、誰が姫と相合傘になるかのバトルが展開されたようですが、八人中五人(頼久、詩紋、鷹通、永泉、やっすん)が折り畳み傘携帯組で、 すったもんだしている間に、当の姫がさっさとひとり傘を差して歩き出してしまったので、誰も姫と相合傘ができなかった模様(笑)。
ちなみに、旅行中は、実際に不安定なお天気で、この日は寒かったです(汗)。
(企画展示室)
鷹:こちらは期間を区切って、源氏物語や平安時代の文化などに纏わる展示を行っているそうですが… 友:今は、宇治十帖の主な場面を描いた絵画を展示しているようだね。 天:俺、ここら辺の話は殆ど知らねえんだよなあ…(苦笑) イ:俺もあんまり知らねえ。 詩:光源氏が亡くなった後のお話だもんね。学校でも詳しく教えて貰わないし、実は僕もあんまり詳しくないんだ…(汗) 永:絵画の横に、各場面の簡単な説明が添えられていますよ。こちらを御覧になれば、話の大体の筋は把握できるのではないでしょうか? 泰:そうだな。……(ひとつずつ読み始める) 天:どれどれ……へえ、この薫の君って、生まれ付き身体に芳香を帯びていたから、そう呼ばれてるのか。 イ:ふうん……あ!生まれ付き身体に良い匂いを持ってるって、何だか……(照) 友:ふふ…まるで泰明のことのようだね。 イ:うわっ、あんたこういうときは必ず出てくるな! 友:しかし、我らが姫君の纏う麗花の蜜の如く甘く、同時に、涼風のように清々しい薫香には、この薫の君も敵わないと思うよ。 特にこんな雨の日は…より香ってくる気がしないかい? 天、イ、詩:た、確かに…(ちらりと離れた場所にいる泰明を見て赤面) 友:もうひとつ、泰明の肌がより一層香り立つときがあるのだけれど…君たちには教えられないね。ふふ…私だけの秘密だよ。 イ:それって……(赤面) 友:そのときの肌の色合いもまた、何ともいえず艶かしくてねえ…(悦) 天:…ッ黙れ、セクハラ野郎!!(怒) 詩:天真先輩…静かに…!(焦) 泰:(少し離れた場所で別の絵画を鑑賞中)…?あちらの絵画の着物には柄が描いてあるのに、こちらの絵画には描かれていないのは何故なのだ? 鷹:ああ、そういえばそうですね。これは、どのような意図があるのでしょうか? 永:模様が描かれていないのは、もしかしたら、喪の場面では? 鷹:…いえ、説明文を読む限り、そうではないようです。 泰:では、どういうことなのだ?? 頼:もしや、塗り残し…なのでしょうか…? 鷹:…… 永:……… 泰:手を抜いたということか? 鷹:…まさか……! 永:手を抜いたというのではなく…きっと何か画家の方の特別な意図があるのでしょう。 泰:それはどういう意図だ? 永:え?そ、そうですね………(汗汗)申し訳ありません、泰明殿。私ごときにそこまでは…(焦) 頼:謝らなければならないのは、私のほうです。私の余計な一言で、このように皆様を悩ませてしまい、申し訳ありません(苦悩)。 泰:何故、お前たちが謝るのだ?問題ない。後で、館員に訊けば良い。 鷹:そうですね。 詩:泰明さん、鷹通さん、永泉さん、頼久さん!もうすぐ映画の上映が始まるから、皆、映像展示室に来て下さいって!!
結局、塗り残しの謎は解明されぬままでした(笑)。 私と桜子さん的感覚では、どうも手抜きっぽい印象でしたが、本当に実際はどんな意図があったんだろう?(苦笑) これ書いてて、「そうか、館員に訊けば良かったのか、チィッ!(舌打ち)」と今になって思い付いてみたり。 やっすんほど探究心が旺盛でないと、その場で思い付けないんですよねえ…(苦笑)
(映像展示室)
ここでは、約20分の映画「浮舟」(監督:篠田正浩氏)を鑑賞できます。 役者はホリ・ヒロシ氏制作の人形です。 部屋に入ると、すぐ左手がスクリーンで、その前の小さな橋を渡って、階段状になっている石造りの観客席に行きます。 この座席、燈籠も兼ねていて、座席の下に灯された炎がゆらゆらと周囲を照らし出す様はなかなかの雰囲気♪
イ:おっ、何だ何だ?扉が閉まって、橋が動き出したぞっ!面白れぇ! 鷹:イノリ、そろそろ上映開始ですよ、静粛に。
そんなこんなで映画鑑賞をした八葉の面々。
天:……なんつうか…迫力あったよな、人形が。 詩:冒頭の浮舟の入水シーン、僕一瞬ホラーかと思っちゃったよ…(汗) 永:しかし、人形とは思えないほど、人物の感情が伝わって参りました。 イ:瞳孔の無い金色の目はちょっとコワイけどな。 鷹:制作者の意図で敢えてそうしているのですよ。瞳を描かないことによって、角度、動き一つで様々な表情を生み出すことが出来るのです。 頼:なるほど… イ:ところでさ、あの匂宮って奴、友雅みてえだな。恋人がいる女に手え出すなんて。 泰:そうなのか? 友:…人聞きの悪いことを言わないでくれないかな。私は恋人に成りすまして、女性を奪うことなどしないよ。 天:堂々と手を出すってことか? 泰:そうなのか? 友:……(汗)どちらにしても、過去の話だよ。今の私の目にはただ一人の姫君しか見えていないからね。ね、泰明♪ 泰:…?そうか(良く分かっていない)。 イ、天:(けっ!)
ホリ・ヒロシ氏の人形については桜子さんに、教えて貰いました♪ 桜子さんは、以前、展示会か何かで、この方の六条御息所の人形を御覧になった折、その迫力に圧倒されて写真集をお買いになったそうで。 …これらの私の記憶、間違ってませんかね?(不安) このミュージアムでもそんな人形が展示されていないかと見て回りましたが、ありませんでしたねえ… それはちょっと残念でした(苦笑)。 また、私と桜子さんは、源氏物語を楽しむコーナーにあるパソコンで、性格診断テストなどもやってみました。 私は、堅実な明石の君になりました。 何ですか、その疑わしい目はっ?!私は堅実ですよ!!(却って怪しいぞ/苦笑) 桜子さんは…え〜っと、ここでは明らかにしないほうがいいかもしれないので、書かないでおきます(笑)。 ヒントは「ろ」から始まる女性の登場人物!(バレバレか?/笑)
さてさて、ミュージアムを後にした一行は、気の向くままに北上し(笑)、上賀茂神社に訪れますが、そこの辺りは省略(えっ…!)。 どうやらその日は、野外コンサートが行われていたようで、神社らしからぬ音が聞こえてきましたです(笑)。 雨がパラパラ降る中、立砂を始めとした境内の様子を見て回りますが、陽も暮れ始め、寒さはいや増してきます(汗)。 境内を見学中、友雅氏は頼久に借りた上着を返してしまっていたやっすんを温めようと、自分の上着を貸すのではなく、 自分の上着にやっすんを包み込もうとして(笑)、再び天真を怒らせたりしていたようです。 しかし、結局は、友雅氏の所為で、カッカカッカして(笑)寒さ知らずになっている天真が、 自分の上着をやっすんに貸すことになったので、これもまた怪我の功名と言えましょう♪(笑)
それから、一行は、一度ホテルに戻り、もう少し厚手の上着を持って、夜の街へと繰り出します。
★祇園花見小路
天:…に、行く筈だったよな、俺たち? イ:何か、様子が違くねえか…?(汗) 詩:僕、何だか怖いよ…(怯) 天:新宿歌○伎町界隈を思わせる雰囲気だな。 イ:何だよ、天真。歌舞○町なんて行ったことあるのか?あっぶねえなあ! 天:ばっ、バカ言え!通り過ぎただけだ、店には入ってないぞ!!(焦) イ:怪しいなあ…(にやにや) 鷹:どうやら、入る通りを間違えたようですね。目的の通りは、一筋か二筋向こうだったようです(汗)。 泰:店の前に立っているスーツ姿の男たちは、何者なのだ? 永:いっ、いけません、泰明殿!目を合わせては!! 泰:何故だ? 永:えっ、あっ…申し訳ありません。理由は、私の口からはとても言うことができないのです。ですが、きっと大変なことに… 泰:?? 一同:(きっと、泰明(殿、さん)は客としてではなく、店に引っ張り込まれるだろうな…/汗) 頼:では、すぐに戻りましょう。天真、イノリ、そんなところに突っ立っていると、客引きに捕まるぞ。 天:それは不味い。ほら、行くぞ、イノリ! イ:おう!…でも、俺や天真みたいな奴は、声掛けられたりしないんじゃねえ? 声掛けられるとしたら、金持ってそうな大人に見える頼久とか、鷹通とか… 頼:冗談はよせ。 鷹:それは勘弁して下さい(汗)。 天:でも、一番声掛けられそうなのは、やっぱ友雅だろ。なっ!…って、友雅がいねえ!!あいつ、何処行きやがった?! イ:俺らが気付かないうちに、店に入っちまったのか?! 詩:ええっ!!そんなまさか… 友:君たち、そんなところで何をしているんだい?花見小路はこっちだよ。 天:友雅!おまえ、今まで何処行ってたんだよ?! 友:ああ、ちょっと野暮用で電話をしていたものでね、君たちより少し遅れて来たんだよ。 永:そうでしたか…(安堵)今まで気付かず、申し訳ありませんでした。 友:いいえ、どうか、お気になさらず。さ、早く参りましょう。こんな如何わしい界隈に、泰明を何時までも置いておきたくない。 天:そうだな。あれ、泰明は?……あっ、こら、泰明!(焦)そいつに付いていくな!!しかもそっちは店の裏口だぞ!!! 泰:いけないのか??
姫はときにトラブルメーカー(笑)。 そんな訳で、私と桜子さんは、花見小路に行こうとして、入る通りを間違い、花見小路とは違う夜の街(笑)に、迷い込んでしまいました(汗)。 通りに居るのは、客引きらしきお兄さん方と、見るからに怪しいスーツを着たおじさんと、派手な格好の若い女の人の二人連れ… ヤバイ、ヤバイよ!と慌てて脱出いたしました次第です(苦笑)。
寸でのところで、姫を救い出した一行は、無事に花見小路に辿り着きます。 橙色の仄かな灯りに照らされる通りを、時折過ぎる舞妓さん、芸妓さんの姿を眺めながら、祇園花街の風情を愉しみます。 友雅氏的には、姫を行きつけの料亭(一見さんお断り)へお連れしたかったようですが、 何分この度は同行者が多過ぎたので(何せ総勢八名のご一行/笑)、次の機会に回すことにしたようです。 その際に、さり気なく、姫に次の約束を取り付けることも忘れません。 行ったことの無い料亭に興味津々のやっすんはすぐ頷いたことでしょう♪ んが!次の機会に邪魔が無いかどうかは分かりませんぜ! 今も、背後で目を光らせる六人の男共が…(笑)
★そして夕食は…
友:やれやれ、こんなところで、夕食を摂る羽目になるとはね…(苦笑) 天:俺たちが飲食店に入ろうとする度に、おまえがここは嫌だと我儘を言うからだぞ(憮然)。 友:私はせっかくの旅の夜に、泰明に質素な食事をさせたくなかっただけだよ。 天:それで喰いっぱぐれたら、元も子もねえだろうが。 友:まあ、私もこの状況は予想外だったけどね…(汗) 鷹:友雅殿の所為だけではありませんよ。私たちの認識も甘かったのです。 頼:確かに。駅に行けば何とかなると甘く考えておりました。 詩:京都の駅ビルに入ってるお店って、随分早く閉まっちゃうんだね。僕、びっくりしたよ。 イ:俺も!うちの近くの駅ビルには24時間営業のレストランが入ってるからなあ…すっかりその感覚でいたぜ。 永:しかし、何とか食事の出来るお店が見付かって安心致しました。ただ、このようなお店は初めてで、勝手が良く分からないのですが… 天:俺が教えてやるよ。 イ:おっ、流石質素な現役高校生! 天:うるせえよ。 友:はあ…(溜息)やれやれ、こんなところでねえ… 天:おまえもうるせえよ(怒)。いい加減腹括れ。…まずは、その入口にある自動券売機で食券を買うんだ。 泰:自動券売機とはこれか?(きらきら) 天:お、泰明、早速興味津々だな。ほら、ボタンの上に、小さいけど、あっちのカウンターの上に貼ってあるのと同じメニューの写真が載ってるだろ? そこから、食べたいものを選んで、その分の金を入れて、ボタンを押すんだ。 泰:…どれを選んで良いのか分からぬ。天真、お前が一番美味いと思うのはどれだ? 天:う〜ん、どれもそこそこウマいと思うけど…そうだな、お前は初めてだし、スタンダードに牛丼でいいんじゃねえか? 泰:うむ。…紙切れが出てきた。 天:それが食券だよ。正面のカウンターでそれを渡せば、牛丼と交換してくれるぜ。 鷹:私たちも、同じメニューにしましょうか。 永:そうですね。 天:たくさん食べたい奴は、大盛にしとくか…定食だな。牛丼以外にも色々あるんだぜ。 頼:なるほど。 泰:鷹通は、牛丼(並)でいいのだろう?この食券を持っていけ。 鷹:えっ、しかし、この食券は泰明殿の分では? 泰:私が皆の分の食券を買って渡す。永泉も牛丼(並)でいいと言ったな。他の者は何にするのだ? 友:どうやら、この券売機がお気に召したようだね(笑)。 天:みたいだな(笑)。ま、こんなところで、屯ってても仕方ない。鷹通、その食券持ってカウンター行けよ。 ついでに、先に俺たちの分のテーブル席を取っておいて貰えると有難い。 鷹:分かりました。 天:他の奴も早くメニューを選んで、どんどん泰明に言えよ。 泰:一度に言ってくれて構わぬ。間違わずに覚えるゆえ。 詩:泰明さん、早く券売機のボタンを押したいんだね…(笑) イ:子供みてー(笑) 頼:イノリ、失礼だぞ。 友:何とも無邪気で可愛らしいじゃないか。 不本意な食事になってしまったことは否めないが、こんな泰明の姿を眺めることが出来て、少しは救われたかな(微笑)。 泰:皆、何をやっているのだ。早く、メニューを選べ(うずうず)。
こうして、一行はどうにか喰いっぱぐれる事態を避けることが出来たのでした。 決して豪勢とは言えない食事ではありましたが、 意外なところで姫の愛らしい姿を拝むことが出来て、お腹と共に彼らの心もそこそこ充たされたようです♪ …考えてみると、しっかり者の鷹通や気配り上手の詩紋、お兄ちゃん気質の天真がいる一行が、 喰いっぱぐれる事態に陥りそうになることなどないでしょうが、 まあ、私の経験が元になっていますから!(つまり実際に喰いっぱぐれかけたという…/汗) 慣れない大人数での旅行で、さしものしっかり者たちも調子を狂わされてしまったという風に受け取ってやって下さい(笑)。
そんなこんなで、初っ端から賑やかな旅行一日目の夜は、更けていくのでした…
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