翠の柩 5

 

「どうしたんだ、泰明?」

 既に仕事を終えて、家に帰ってきていた天真は、

傘を持っているにも係わらず、濡れてしまっている泰明の姿を見て、驚いた声を上げた。

「外は土砂降りの雨って訳じゃないよな?」

 泰明が抱えている本を受け取り、大きなバスタオルで泰明の全身を頭から包むようにして、

水気を多く含んでいる長い髪を拭いてやりながら、天真は首を傾げる。

「何があったんだ、泰明?」

 今更ながら、友雅とは会うなと言われていたことを思い出し、泰明はどう応えたものかと一瞬迷う。

 しかし、己には上手く嘘を吐くことも、適当に誤魔化すこともできない。

 ならば正直に言うしかないと、泰明は口を開いた。

「公園で偶然…友雅に会った」

 泰明の髪を一見乱暴に、しかし、実際は丁寧に拭いてやっていた天真の手の動きがぴたりと止まる。

「…あいつにはもう関わるなって俺は言わなかったか?」

「それは覚えている。しかし…」

「あいつと何があった?」

 そう問う天真の声音に常とは違うものを感じ、泰明はつい応えに窮してしまう。

 沈黙する泰明を見詰めながら、天真がゆっくりと空いている手を伸ばす。

声音と同様、常とは違う光を宿した茶色い瞳。

 天真の指が、雨に冷やされた白い肌の中で際立つ、僅かに開かれた紅い唇へと触れる。

常よりも一層艶やかさを増しているその紅に。

 

『このまま君に私の家まで付き合わせてしまったら、送って貰うだけでは済まなくなってしまいそうだから』

 

 ふいに、別れ際の友雅の言葉が耳に甦る。

 次いで、そう言ったときの友雅の笑み、共に歩きながら交わした会話が一気に脳裏に甦り、

最後に縋るように強引に口付けられた、その感触を、今更ながら思い出す。

「…っ!」

 思わず、泰明は天真の手を振り払い、己の唇を押さえる。

 何故か、急に鼓動が早くなり、顔が熱くなる。

 頭から被っていたバスタオルが床に落ち、滑らかな白い頬や目尻、形の良い耳まで紅く染まった泰明の顔が露になった。

「…泰明?」

 呆然とした様子で、泰明に呼び掛けた天真は、次の瞬間、

強く凛々しい眉を寄せたかと思うと、振り払われた手を横の壁に強く叩き付けた。

 激しい音に、泰明は思わず細い肩をびくりと震わせる。

 そんな泰明から目を逸らして背を向けた天真は、板張りの廊下を足早に歩き出す。

「…っ天真!?」

 慌てて追い掛ける泰明に振り向きもせず、天真は自分の部屋へと入り、常ならば開け放しにしている扉を手荒に閉めた。

 拒絶されるように鼻先で扉を閉められた泰明は、扉に両手を押し付けながら必死に声を上げる。

「天真!天真!!怒っているのか?私がお前に不愉快な思いをさせたからか?そうであるならば、謝るから…!」

 先程、天真の手を振り払ってしまったのは、不意に思い出したことに動揺してしまったからだ。

 天真は何も悪いことはしていない。

 だからこそ、尚更、天真は拒絶されたように感じて、怒ってしまったのかもしれない。

 それとも…友雅に会うなと言われたことを守れなかったから、天真は腹を立てたのか。

 或いは、もっと別の…泰明が気付けなかったことに、天真の怒りの原因があるのかもしれない。

 だが、このようなことは初めてだった。

 今まで多少言い争うことはあっても、天真はいつも己を真正面から見詰めてくれていたのだ。

 それなのに、今は扉に隔てられて、姿すら見ることが出来ない。

 このようなことは嫌だった。

 しかし、天真は顔すら見たくないほど泰明に腹を立てているのかもしれない。

 胸がしくしくと痛んで、泰明は泣きそうに顔を歪める。

 次第に冷えてきた両手を縋るように扉に押し当てて、

泰明は声が震えてしまいそうになるのを堪えつつ、扉の向こうの天真に呼び掛け続ける。

「すまない、天真。すまない…どうか怒らないでくれ……」

 しかし、声が詰まって、額を扉に押し当てたとき、扉向こうから天真の声が聞こえた。

「お前が謝ることはねえよ」

「…天真?」

「俺はお前に怒ってる訳じゃない。当たり前だろ、お前は何も悪いことはしてないんだから」

「しかし…」

「俺が腹を立ててるのは、全く別のことに関してだ。だから、謝るなよ」

「……」

 ならば、出て来て顔を見せて欲しいと泰明は言いたかったが、声が出なかった。

 それを察したように、苦笑混じりに、天真が言葉を継ぐ。

「ただ……俺、きっと今、酷ぇ顔してる。お前にそんな顔見せたくないんだ。悪いが、暫く独りにしてくれ」

「天真…」

「泰明、もう大分身体が冷えてきてるだろ。早くシャワー浴びてあったまって来いよ。

その間に…俺もいつもの顔をお前に見せられるようにしとくからさ…」

 いつの間にか、泰明の傍に寄ってきていた伽野が、慰めるように、泰明の脚に温かい身体を擦り付けて「なあ」と鳴く。

「分かった…」

 まだ、完全に不安が拭えた訳ではなかったが、天真の言葉に確かに己に対する優しさが感じられて、

泰明は頷いて、天真の部屋から離れた。

 

 そうして、泰明が天真に言われたとおり、シャワーを浴びて出てくると、天真は既に部屋から出てきていた。

 リビングのソファに座りながら、伽野をじゃれ付かせていたが、

泰明が近付いていくと、常のような明るい笑顔を見せてくれた。

「ちゃんとあったまったか?」

 泰明が頷くと、天真は手を伸ばして、洗い立ての泰明の髪を掻き混ぜるように撫でた。

 すっかり常の調子に戻ったように見える天真に、泰明は安堵する。

だが、それからも時折、天真の瞳に閃く光に、何処か落ち着かない気分を味わうこととなった。

 

 

それから二日後のことだった。

 仕事から帰宅途中の泰明は、ふと薄曇りの空を見上げた。

 街路樹の葉を揺らす風に、湿った気配がある。

「雨が降るか…」

 長めの前髪を風に梳かせながら、泰明は呟いたが、歩く速度は変わらない。

 とはいえ、泰明はもともと、人よりも歩幅が大きく、歩く速度も早い。

 凛とした清々しさを感じさせる足取りで、行き交う人々の間をすいすい通り抜けていく。

 やがて、大通りから住宅街の並ぶ通りに入ると、人波が途切れる。

 暫く通りを歩んで、公園の出入口に辿り着いたところで、泰明はぴたりと歩みを止める。

 二日前の出来事が脳裏を過ぎり、その先へ行くのに躊躇いを覚えてしまう。

 しかし、

「馬鹿馬鹿しい」

泰明は己を叱咤するように言い捨てて、公園の中へと入っていった。

 時刻は夕暮れ時だが、曇っている所為で、常よりも周囲は薄暗い。

 人気が無い遊歩道に入っても、速度を緩めることなく歩いていた泰明だったが、途中でびくりと立ち止まってしまう。

木立の向こう、二日前と同じ場所に、友雅が佇んでいる。

だが、ひとりではない。

友雅が整った横顔を見せて、向かい合っている相手は…

(天真?)

 向かい合うふたりの…特に天真が発している何処か張り詰めた空気に近寄りがたいものを感じ、

泰明はふたりに声を掛けることを躊躇う。

かといって、知らぬ振りで通り過ぎることもできず、

一瞬悩んだ後、泰明はふたりに見付からぬよう、近くの木の陰に身を隠した。

 密かに泰明が見守る中、先に口を開いたのは、天真だった。

「わざわざ呼び付けたりして悪かったな」

 言葉とは裏腹に、その声音には挑戦的な響きがある。

 友雅は逆に何処か愉しそうな口調で応えた。

「いや。沢先生を経由して呼び出しを受けたときは、正直少し驚いたけどね。…今日は騎士殿おひとりかな?」

「あんたこそ、今日は女連れじゃないんだな」

「ああ。今まで付き合ってもらったひとたちとは昨日で別れたからね」

 友雅は何でもないような口調でそう言ったが、天真は僅かに目を瞠った。

「全員とか?」

 その問いに友雅はくすりと笑う。

「沢先生から私の話を聞いたんだね。そうだよ、全員と昨日で別れた」

「なんでだ?」

「…別のひとを見付けたから。もうそのひとしかいらないと思ったんだ。だから、他のひととは別れた」

(…?)

 ふたりの会話を立ち聞きする羽目になった泰明は、

誰のことを言っているのだろうと木の陰でひとり首を傾げたが、天真はすぐに分かったようだ。

 きつめの眼差しを更にきつくして、友雅を睨む。

「沢からあんたの病気のことを勝手に聞き出したのは悪いと思ってる。だが…」

「ああ、分かっているよ。大事な姫君に纏わり付く男を放っておくことができないという訳だろう?

そうして、いざ探ってみたら、複数の女性と付き合う誠実さの欠片も無い男で、その上病気持ちときた。

君が警戒するのも無理は無いと思うよ」

友雅は天真の鋭い眼差しを受け流しつつ、穏やかに頷く。

 天真は眼差しを和らげることなく、低い声音で指摘した。

「更に加えて、あんたはあいつに手を出しただろう」

「おや、それはどうして分かってしまったのかな?」

「泰明は正直だからな。言葉にしなくても顔に出る」

(私?)

 急に己の名を出され、ようやく泰明は、ふたりが己のことについて話していることに気が付いた。

 気付くと、急に落ち着かない気分となる。

 しかし、己が話題にされている所為で、ふたりの前に一層出て行きづらくなってしまい、

泰明はその場を動けなくなってしまった。

 一方、天真の言葉を受けた友雅は、その優雅ともいえる端正な容貌に、やっとそれまでとは違う表情を浮かべた。

「…そうか。やはり、困らせてしまったのだね」

 苦笑めいた笑み。

 それに、天真は何故か、少しだけ眼差しの鋭さを和らげた。

 ぶっきらぼうな口調で言葉を発する。

「泰明はクールそうに見えはするが、誰よりも純粋で優しい。特に、立場が弱い者に対する優しさは半端無い。

あいつがあんたに優しく接するのは、あんたを病気に苦しんでる患者だと思っているからだ。

別にあんただから、優しくしてる訳じゃない。分かってるよな?」

「ああ、分かっているつもりだよ。でも、これからは分からない」

「泰明はあんたが今まで付き合ってきた女たちとは違うぞ」

「先刻承知の上だよ。でなければ、ここまで惹かれなかったね」

「…本気だってことか?」

「ああ。私にしたら初めての経験だがね」

 す、と一瞬真剣な光を瞳に宿した友雅と、天真の視線がぶつかり合う。

 相手の気持ちを推し量るように見据えた後、天真はふと、瞳のきつい光を完全に緩めた。

「分かった。あんたの今の言葉、俺に対する宣戦布告と受け取るが、構わないか?」

「望むところだよ」

「おう。それじゃあ…」

 友雅の言葉に頷いた天真は、組み合わせた手指をボキボキと鳴らす。

 茶色い瞳に、今までで一番剣呑な光が閃いた。

 一瞬後、

「まず先に、決戦開始前に抜け駆けしたお前を殴らせろ!!」

天真は、友雅に殴り掛かった。

 元より避ける気がなかったのか、友雅は天真の拳をまともに左の頬に受け、身体をよろめかせる。

「天真!?」

 天真の不意の行動に驚いた泰明は、気まずさを忘れて、木の陰から飛び出した。

 振り向いた天真は一瞬驚いた顔をするが、元の通りに表情を引き締める。

「取り合えず、あんたの抜け駆けについてはこれでチャラにしといてやるよ」

 友雅にそう言い捨てた後、天真は静かに泰明に歩み寄ると、真正面から泰明を見詰める。

「俺、負けるつもりはないから」

きっぱりと言い放ち、天真は泰明の脇を通り過ぎた。

天真の動きを追って振り向いた泰明は、天真を追い掛けるかどうか一瞬躊躇う。

そのとき、目の端にどうにか立っていた友雅が崩折れるように芝生の上に倒れ込むのが見えて、

思わずそちらに駆け寄っていた。

「友雅、大丈夫か?!」

 呼び掛けながら、傍にしゃがみ込む。

 こちらに背を向けて、身を屈めるように横たわっている友雅の肩が震えている。

 また、「発作」を起こしたかと、泰明は危ぶんだ。

…が、次いでゆっくりと身体を仰向けにした友雅の様子に、呆気に取られてしまう。

 

芝生の上に寝転がった友雅は、片頬を赤く腫らしながら、笑っていた。

実に愉しそうに。

 

(この男、頭は大丈夫か?)

 別の意味で、友雅の状態を危ぶむ泰明を他所に、友雅は声を立てて笑い続ける。

 そうして、ようやく笑いを収めた友雅が寝転んだまま、泰明を見上げる。

「こんなに清々しい気分になったのは久し振りだ。しかも、殴られてこんな気分になるなんて、初めてだよ」

「…そうか」

 微妙な相槌を打つ泰明に、友雅は再び、小さな笑いを零すと、言葉を継いだ。

「君の騎士殿…天真は良い男だね」

「ああ」

 その言葉にははっきりと相槌を打ち、泰明は微笑んだ。

「あまり人付き合いが得意ではない私が医者になろうと思い、今も医者としてやっていけるのは天真のお蔭なのだ。

天真があるがままの私を認めてくれたから、他の人々との間に繋がりを持つことも出来たのだと思う」

「大切なひとなのだね」

「ああ。そう思っている」

「では何故、今、その大切なひとを放っておいて、私の傍にいるのかな?」

「…っ!」

 悪戯っぽい響きを帯びた言葉と共に、不意に細い手首を掴まれ、引き寄せられて、

泰明は友雅の身体の上に倒れ込みそうになる。

 咄嗟に、掴まれていない方の手で己の身体を支えたので、倒れ込むことは避けられたが、

友雅の上に屈むような体勢で、思いの外間近に彼と見合うことになった。

「ほら、すぐに否定しないと、都合の良い勘違いをしてしまうよ?

それとも、君が私の傍にいるのは私の期待したとおりの理由なのかい?」

 不思議な光を宿す碧い瞳に見詰められて、泰明は再び落ち着かない心地となった。

 少し頬が熱くなった気がする。

「分からない…」

 躊躇いがちに、それでも、目を逸らさずに、友雅を見詰め、泰明は精一杯応える。

 応えになっていない応えだったが、友雅はそれ以上追及しようとはせずに、微笑んだ。

 泰明の身体を引き寄せていた力も緩められ、泰明は身を起こす。

しかし、掴まれた手首はそのまま友雅に預けていた。

 

 やがて、細かな雨が降り出した。

 

 白い紗に包まれて、周囲の静けさは一層増す。

 それでも、ふたりはその場を動こうとはせず、濡れるがままに任せていた。

 ふと、泰明は思い出して口を開く。

「友雅、以前お前が私に訊いた柩についてだが…あれから、己に合うと思う物は見付かったか?」

 不意の問いに、友雅は少し目を瞠りつつも応える。

「いや、まだ見付かってはいないよ。生憎とね」

「そうか、では…」

 一旦言葉を切った泰明は、周囲をゆっくりと見渡しながら、言葉を継いだ。

「『翠の柩』というのはどうだ?」

「『翠の柩』?」

 怪訝そうな声を上げた友雅だったが、泰明の目線を追ううちに、その意図に気付いたようだ。

 今横たわる芝生と、細い雨に打たれて小さくざわめく木々と草花の瑞々しい翠。

「そうだ。人は死後、土に…自然に還る。それはこの翠の中に還るということにもならないか?

だから、『翠の柩』だ。どうだろうか?」

「……そうだね。素敵だとは思うけれど……」

 視線を彷徨うように周囲に巡らしながら、友雅は言葉を濁らせる。

「私は翠に還れるのかな…?」

 不安げに呟いた友雅の手を、泰明は預けていた細い手で、ぎゅと握った。

「還れる。お前は人間なのだから。人間もまた、自然の一部なのだぞ。それに…」

 泰明はそっと瞳を閉じて、翠と雨の囁きに耳を傾ける。

 己の感じ取る自然の声を、触れ合った手を通して、友雅に伝えるように祈り、念じる。

 上手く伝えられたかは分からないが、友雅が握った手をそっと握り返してくる感触があった。

 泰明は閉じていた瞳を開き、友雅を見詰める。

「お前は元より、独りではない…」

 友雅は片手で両目を覆っていた。

「…そうかもしれないね。

私は今まで、自分が独りだと思い込み、そう思い込むことで自分を孤独に追い遣っていただけなのかもしれない……」

 噛み締めるように言葉を紡ぐ声音が少し震えているように感じられたのは、ささやかな雨音の所為だろうか。

 やがて、両目を覆っていた手を外した友雅は、泰明を見上げて朗らかに微笑んだ。

 今まで、泰明が目にしたうちで、最も明るく、健やかな笑みだ。

「『翠の柩』…良いかもしれないね。今の私にはまだ、合わないかもしれないけれど…

実際に柩に入るまでには、きっとまだ時間がある。

それまでに、『翠の柩』が似合う人間になれるよう努力するのも悪くはない」

 言いながら、手を伸ばして、泰明の華奢な肩から零れ落ち、友雅の上でさらさらと心地良く揺れる翠色の髪に指を絡める。

「理想は高く持たないとね」

「その通りだ」

 悪戯っぽく呟く友雅の言葉の真意には、露ほども気付いていないのだろう、泰明は生真面目に頷く。

 

 いつの間にか短い雨が上がっていた。

 雲間から差し込む茜色の夕陽が、木々の葉から零れ落ちる雫を虹色に煌かせる。

それは、淡く美しい微笑みを浮かべた泰明の白い美貌も照らし…

 

虹色の雫を幾つも纏い付かせた翠の髪をも煌かせた。

 

紅子様から頂いたリクエストは、「友雅氏が天真に殴られる」シチュエーションでした。
此度はこのようなものになりまして御座います。
しかし、殴られた友雅氏よりも、天真に謝りたい気持ちになるのはどうしてでせう?(苦笑)
大事に大事にしてきたやっすんに、手を出されたことに、抑えきれずに一瞬キレても(笑)暴走し過ぎず、
拳ひとつで抜け駆けをチャラにしたりなど結構漢前の言動が多いのになあ…
そこまでしても、友雅氏がリードしているような印象があるからでしょうか?(苦笑)
結構な時間差で(笑)キスされたことに動揺して、真っ赤になっちゃうやっすんに、
「ぐはっ!可愛えぇ!!」と書きながらひとり大興奮でした♪←バ・カ(笑)
そんな姫を前によくぞ耐えた、天真よ!!(でも、それで却って形勢不利になったかもね/苦笑)
ちなみに、このお話のタイトルにもなっている「翠の柩」とは、
やっすんが言ったとおりの意味でありますが、もうひとつ別の意味があります。
だって、翠ときたら…ねえ?(誰に言ってる/笑)
当の本人は気付いてませんが(笑)、最終的に、友雅氏はそのもうひとつの意味で語ってる訳です。
最後は愛しいひとの腕の中…愛しいひとに還るってことで!…あれ?微妙に暗い?(汗)

何はともあれ。「翠の柩」完結で御座います。
改めまして、紅子様リクエストを有難う御座いました!!
最後までお付き合いくださった方も、有難う御座います♪お疲れ様でした(笑)。

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